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特集 外科とくすり—副作用と適正な使用法
強心,利尿剤の使用法—心臓領域を中心に
Cardiac drugs and diuretics
長谷川 嗣夫
1
Tsuguo HASEGAWA
1
1東京大学医学部胸部外科
pp.611-619
発行日 1971年4月20日
Published Date 1971/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205341
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はじめに
心臓外科の手術適応の拡大とともに,従来より術前ならびに術後の治療が一層複雑になつてきたけれども,また一方手術成績の向上はそうした患者管理の進歩に負うところがきわめて大きい.
手術に関連した処置のなかには,安静,食事,ジギタリス剤を中心としたいわゆる強心剤,利尿剤,呼吸管理,ならびに補助循環まで,さまざまな手段が含まれており,それらがあいまつて大きな効果を上げているわけであるが,ここでは,心疾患の術前,術中,術後の強心剤,利尿剤の使用について,現在著者が行なつている方法を中心に検討してみたいと思う.
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