Japanese
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特集 腫瘍の病理と臨床
論説と症例
小児聾唖甲状腺腫の臨床—とくにPendred's syndromeについて
Syndrome of goitre and congenital deafness (pendred's syndrome)
渡辺 岩雄
1
,
柘植 更一
1
,
松浦 清勝
1
,
遠藤 辰一郎
1
Iwao WATANABE
1
1福島医科大学第二外科教室
pp.1099-1104
発行日 1970年7月20日
Published Date 1970/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205167
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はじめに
われわれはすでに小児甲状腺癌の臨床に関し,その生物学的特性について報告1)した.
近年,幼少年期における甲状腺腫と先天性聾唖との合併はPendred's syndromeと呼称2-5)され,しかも本症候群における甲状腺腫は腺内ホルモン合成障害機序を有するとともに組織学的には悪性像を示すものがある3-5)とされ興味深いものがある.
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