Japanese
English
症例
急性非特殊性局所性腸炎の経験
Experiences with acute nonspecific regional enteritis
中 隆
1
,
相川 公太郎
1
,
新野 武吉
1
,
倉西 久雄
1
Takashi NAKA
1
1金沢聖霊病院外科
pp.129-133
発行日 1969年1月20日
Published Date 1969/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204788
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はじめに
Combe and Saunders(1806)が,A.Singular Case of Stricture and thickening of the ileusなる疾患で初めて当疾患を報告し,Moore(1882)が組織学的検査をした.その後Caohn,Ginzbergや,Oppenheimer等のRegional ileitisなる新名称が唱えられてから続々発表されるようになつて来た.わが国でも塩田氏のこれに関する研究発表があり,腸管蜂窠織炎または「クローン」氏病との関係についていろいろ論議されてきた.
当金沢聖霊病院で最近5年間に65人を経験した.いずれも術前病名は虫垂炎または,腸閉塞にて,術前該疾患を疑われたものは6例に過ぎない.その中腸切除24例,非切除41例.以上の症例を以て検索を進めたいと思う.
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