特集 感染症を鑑別したあとは? 非感染性腸炎を見極める!
非感染性腸炎を見極めるためのポイント
画像検査から非感染性腸炎を見極める
林 由紀恵
1
,
高林 馨
2
,
緒方 晴彦
2
1慶應義塾大学予防医療センター
2慶應義塾大学医学部内視鏡センター
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
腸管Behçet病
,
虚血性大腸炎
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
腸管Behçet病
,
虚血性大腸炎
pp.305-309
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000612
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Headline
・腸炎の鑑別において,内視鏡検査からは病変の部位,分布,性状(びらん,浮腫,発赤,潰瘍など)の情報を得ることが重要となる.
・患者の症状(血便・腹痛の有無,排便回数,発熱の有無など)や既往歴,併存疾患,薬剤使用歴などの問診に加え,生検による病理組織学的所見も重要な情報となる.
・感染性腸炎が除外された場合,潰瘍性大腸炎,Crohn病,腸管型Behçet病,虚血性大腸炎,放射線性腸炎などに代表される非感染性腸炎の特徴と照らし合わせ,適宜生検による病理組織学的所見と併せて鑑別を行う.
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