特集 感染症を鑑別したあとは? 非感染性腸炎を見極める!
非感染性腸炎を見極めるためのポイント
非感染性腸炎の診断アルゴリズム
渡辺 憲治
1
,
高嶋 祐介
1
1富山大学炎症性腸疾患内科
キーワード:
非感染性腸炎
,
鑑別診断
,
確定診断
,
炎症性腸疾患
Keyword:
非感染性腸炎
,
鑑別診断
,
確定診断
,
炎症性腸疾患
pp.311-316
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000613
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Headline
・各疾患の典型像や診断上ポイントとなる事項を熟知し,効率のよい積極的な問診で鑑別診断候補を絞り込む.
・鑑別診断上で優先順位の高い疾患の診断で決め手となる検査から先行して施行する.診断とともに治療開始のために必要な検査も診療早期から施行しておく.
・内視鏡検査は重要な位置を占め,機器の選択や生検法にも配慮し,精度の高い検査を施行して,病変の程度や分布,合併症についても把握する.
・病理診断は鑑別診断において重要だが,国内で専門の臨床病理医が減少傾向にあることに警鐘が鳴らされている.
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