Japanese
English
特集 出血の問題点
消化管出血
Massive gastrointestinal bleeding
土屋 周二
1
Shûji TSUCHIYA
1
1東京大学医学部石川外科
pp.177-185
発行日 1968年2月20日
Published Date 1968/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204513
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はじめに
消化管の外科的疾患のうちで出血を伴うものは数多くあるが,なかでも重要なのは比較的大量の出血を主兆として来院し救急処置を必要とする場合である.この際とくに急を要するのはまず出血による全身状態の変化をとらえこれに対する適切な処置をただちに施すことである.これにつづいて大切なのは原疾患の診断と出血の部位をできるだけ確かめ,個々の場合に応じてあるいは待期的にあるいは手術的に有効適切な手段を講じることである.以下このような場合の実際的処置,診断,治療の要点につきのべてみたい.
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