Japanese
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特集 胃・十二指腸潰瘍の手術
胃・十二指腸穿孔のある場合どうするか
Treatment of the perforated peptic ulcer
飯塚 積
1
Tsumoru IIZUKA
1
1済生会中央病院
pp.1105-1111
発行日 1967年8月20日
Published Date 1967/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204377
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はじめに
被覆性穿孔の場合は,肝,胆嚢,大綱または膵などの周囲臓器に包埋されて膿瘍を形成し,消化管内と交通した状態をたもち救急的な特色はない.ここでは,消化管内容の腹腔内漏出による急性汎発性腹膜炎をひきおこす開放性穿孔の場合をとりあげる.
私の医局では患者の状態が許すかぎり潰瘍の根治手術を目的として,胃切除術を施行している.したがつて第一期切除のできないpoor riskでは単純縫合閉鎖にとどめ,患者の回復を待つて2〜3週後に胃切除術をおこなうようにしている.
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