Japanese
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特集 血管の外科
研究と報告
閉塞性末梢動脈疾患治療の遠隔成績
Result of the treatment for occlusive peripheral diseases
藤田 孟
1
,
中野 武彦
1
,
鈴木 宗平
1
,
伝法 忠夫
1
,
相内 晋
1
Hajime FUJITA
1
1弘前大学医学部石川外科
pp.853-857
発行日 1967年6月20日
Published Date 1967/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204334
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はじめに
本邦において,四肢末梢動脈の閉塞性疾患の大部分をしめるものは,なおBuerger病であるが,二次的に器質的変化をきたしたRaynaud症候群や,動脈炎,動脈瘤,外傷,腫瘤などによる閉塞を除くと,動脈硬変化性化にもとづく閉塞が最近増加する傾向にある.近年とくに米国においてはいわゆるBuerger病の存在に疑いを抱く報告者が多く,四肢末梢動脈の閉塞性疾患は,ほとんど動脈硬化症に起因するものであり,Buerger病というものはないのではないかともいわれている1)2).
本邦では,石川3),稲田4),神谷5)らの諸氏によつて,Thromboangitis obliterans(TAO)と,Arteriosclerosisobliterans(ASO)の異同につき論ぜられ,現在のところTAOの存在は認められている.
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