学会シンポジュウムから
腹部手術後癒着などによる困難症の諸問題
田北 周平
1
1徳島大学
pp.893-896
発行日 1966年7月20日
Published Date 1966/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204023
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腹部手術後癒着などによる困難症の諸問題という題目のシンポジウムは日本外科学会総会の演題としては異例のものである.
近年開腹術が広く行なわれるようになつて,術後困難症に悩まされつつある外科医がいかに多いかということがうかがわれる.消化管の総ての部分に起こりうる問題ではあるが,主に腸外科に関係の深いものが興味の中心となつたことは当然である.木村(京都大学),綿貫(慈恵医大),石井(慶応大学)の3氏の演説に対して田中(順天堂大学),斉藤(日本医大),榊原(徳島大学),林田(東大分院)の4氏の発言があつた.
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