Japanese
English
論説
胃癌の細胞診における問題点
Cytological diagnosis for gastric cancer
卜部 美代志
1
,
山本 恵一
1
,
矢崎 敏夫
1
,
渡辺 洋宇
1
Miyoshi URABE
1
1金沢大学医学部第一外科教室
pp.735-745
発行日 1966年6月20日
Published Date 1966/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203990
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はじめに
私共が細胞診の対象とした胃疾患は胃癌96例,胃十二指腸潰瘍44例,慢性胃炎18例,その他,16例計174例である(第1表).
検索方法として諸家により各種のものが行なわれているが,私共の常用しているのは初期の生理食塩水洗滌法であり,近来のα—キモトリプシン液洗滌法(以下洗滌法と略称する)である.ごく最近,これらと併行して開発しつつあるものに特殊ファイバーガストロスコープによる直視下擦過法および生検法があげられる.
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