講座
疾患別にみた局所麻酔のかけ方(1)
西邑 信男
1
,
木内 実
1
1日本医科大学麻酔科
pp.552-556
発行日 1966年4月20日
Published Date 1966/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203958
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局所麻酔について
局所麻酔がおこなわれる目的は,大きくわけて,手術のため,疼痛その他の治療のため.診断のためとあり、全身いずれの場所でも局所麻酔がおこない得るといえる.しかし例えば手術のための局麻としてはおのずから,部位、疾患の範囲,程度,患者の全身状態,年齢,局麻の手技の難易等が関係して限られている.このため軽い全麻を併用したり,全麻のみでおこなわれざるをえない場合もある.
今回は比較的一般におこなわれている局麻法についてのみ,三つのグループにわけて,末梢神経ブロック,硬膜外麻酔,交感神経ブロックについてそれぞれ述べてみたいと思います.
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