文献展望
アイソトープによる下垂体破壊
S
pp.527
発行日 1966年4月20日
Published Date 1966/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203948
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下垂体腫瘍を伴う副腎過形成Cushing病にはLuft(Acta Endocr. 24:1, 1957),Ray(J. Neurosurg 17:1, 1960)のように下垂体剔除を推奨するものあり,Spr-ague(Modern Trend in Endocrinology, London 1961)のように下垂体深部照射をすすめるものあり,Soffer(Am. J. Med. 30:129, 1961)のように下垂体照射と副腎剔除をすすめるものありで,どの方法が最善か未決定である.照射だけでは再発がかなり多く(Soffer,前出),Linfoot(New Engl. J. Med. 269:597, 1963)のようなhigh-energy heavy-particle beamがよく,あるいは最近のCalif.大学のような-190℃というcryosurgeryがよいであろう.Yt90挿入はMolinatti(Acta Endocr. 34:323, 1960),Glasgow一派(Illingworthら)が早く,ロンドンのJoplin(Lancet 2:1277, 1961)がついで,その効果をみとめた.
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