グラフ 外科病理アトラス
化学療法期の肺結核
鈴木 千賀志
1
1東北大学抗酸菌病研究所
pp.1476-1481
発行日 1965年11月20日
Published Date 1965/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203800
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肺結核空洞の治癒形式とたて昔から,(1)瘢痕化治癒,(2)開放性治癒および(3)被包化治癒の3形式があげられていたが,近代化学療法以前においても(3)治癒形成は肺虚脱療法例などにおいてしばしばみられたが,(1)および(2)は剖検例などにおいて偶然に発見されるきわめて稀な治癒形式であつた.近年抗結核剤による化学療法が取り入れられてから肺結核空洞が治癒するものがかなり多くなつてきた.つぎに化学療法によつて治癒した空洞例をご覧に入れよう.
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