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講座 境界領域
Giant Cell Tumorのレ線像と組織像
Radiographic and Histopathological Appearance of Giant Cell Tumor
伊丹 康人
1
,
赤松 功也
1
,
高槻 先歩
1
Yasuto ITAMI
1
,
Noriya AKAMATSU
1
,
Senpo TAKATSUKI
1
1慈恵医大整形外科
pp.216-223
発行日 1965年2月20日
Published Date 1965/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203540
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骨巨細胞腫は比較的多いものである.1958年から1962年までの本邦腫瘍登録からみても転移性骨肺瘍,骨肉腫についで第3位を占め88例をかぞえている.1818年Sir Astley CooperとTraversが初めて本腫瘍について記載して以来,各学者がその病因論的な立場から種々な名称をつけてきた.即,"myeloid tumor"(SirJames Paget, 1853年),"tumeur à myeloplaxes"(Nélaton, 1860年)."giant cell tumor"(Bloodgood,1919年),"Progressive osteoclasia"(Willis, Geschicter,Copeland),"osteoclastoma"(Stewart, 1922年)の如くである.また,本腫瘍の中にはかなり悪性のものもあるとしてRiesenzellen Sarcomaの名称が用いられたことも遠い昔ではない.本腫瘍の大きな特微は巨細胞の存在である.
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