特集 整形外科症例集
所謂離断性骨軟骨炎の経験
石塚 敬止
1
,
金井 君美
1
,
本田 寅二郎
1
1京都府立医科大学整形外科教室
pp.1351-1354
発行日 1963年10月20日
Published Date 1963/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203180
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
関節遊離体に関して,ことに離断性骨軟骨炎については,わが国においても多数の報告が発表されている.しかし,その本態については種々の学説があり,1726年,Monroは単一の外傷説を発表し,ついで1887年,Franz Königにより炎症説を発表されているが未だ判然とせず,本島,名倉氏の持続外傷説は有力であるが,なお本症に関しては追求すべきものがあると思われる.われわれは最近,肘関節1例,膝関節2例における本症の経験をしたのでここに報告する.
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.