特集 整形外科症例集
結石を有する深在性血管腫の1例
中井 俊夫
1
,
小島 重信
1
,
緒方 芳郎
2
,
竹村 久康
3
,
小竹 武
4
1大阪市交通局病院放射線
2大阪市交通局病院外科
3大阪市交通局病院臨床検査科
4阪大放射線科
pp.1340-1342
発行日 1963年10月20日
Published Date 1963/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203177
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緒言
私達は最近,12歳の男子の左肘関節部より前腕にかけてビマン性に腫脹し,皮膚にはなんらの変化を見ない患者をみたが,X線検査を行なつて結石を有する深在性血管腫と診断した1).本症については先に緒方2)が背部のものについて発表しているが,本症の報告は比較的少ないので,さらに追加発表するとともに,今回は静脈造影を行なつて,血管腫のあり方と,同時にそれと結石との関係につき検討して皆様の御批判を仰ぎたいと思う.
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