Japanese
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手術の実際
腸外科—Ⅱ.腸管損傷の処置
Intestinal injuries
西木 忠治
1
Tadaharu NISHIMOTO
1
1岡大医学部第一外科
pp.1048-1052
発行日 1963年8月20日
Published Date 1963/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203133
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外傷性急性腹症には,開放性腹部損傷と閉鎖性腹部損傷すなわち皮下損傷とがある.
工場災害にしろ,交通事故にしろわれわれが日常もつとも多く遭遇するのは主として後者であるため,腹部皮下損傷を主として腸管,腸間膜の損傷について述べることにする.腹部皮下損傷に対する処置ほど,外科医のhandとbrainを必要とするものはない.彼の優柔不断は,患者の生への唯一のchanceを失うことになる.Myersは,腹部外傷による死亡原因を 1) nonpreventable deaths 2) uncontrolled infection 3) insufficient replacement of blood 4) incomplete operation 5) Errors in diagnosisとしている.
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