特集 手こずつた症例―私の経験した診断治療上の困難症(Ⅰ)
先天性胆嚢胆道奇形
岡 宗夫
1
1関西医科大学
pp.519-522
発行日 1962年6月20日
Published Date 1962/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202910
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「先天的な奇形が原因で診断に苦しんだ症例」として,比較的珍らしい胆嚢,胆道の奇形の2例を述べる.
先天的な奇形がありながら,全然障害を起さないものは沢山あるが,その奇形臓器に病変が起つた場合,正常の場合とは全く異つた病相を呈することは当然のことであり,「医者泣かせ」ともなる訳である.第1例がそうした症例である.
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