今月の主題 内科医のためのCT
腹部CT
胆嚢・胆道
石亀 慶一
1
,
市川 智章
1
,
荒木 力
1
1山梨医科大学附属病院放射線科
pp.1831-1837
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906564
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●CTは胆道系の評価も行え,かつ周囲(腸間膜,リンパ節,血管)および他の実質臓器も同時に客観的に観察が行える点で,他のmodalityより優れている.
●胆嚢,胆道系の病変の評価には少なくとも5mm以下のスライスの撮像が必要である.ヘリカルスキャンで撮像することが望ましい.
●胆道系のCTは閉塞部位の同定は高い確率で行えるが,必ずしも,胆石,胆管結石,腫瘍自体を描出できないことがあり,注意が必要である.
●CTでの胆嚢壁の肥厚する疾患の鑑別は一般的に難しい.
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