Japanese
English
薬剤
先天性股関節脱臼整復の際におけるクロルプロマジンの応用
The Use of Chlorpromazine in Reduction of Luxatio coxae congenita
寺村 正
1
,
野口 克昌
1
Tadashi TERAMURA
1
,
Kazumasa NOGUCHI
1
1東京都立大久保病院整形外科
1Orthopedic Clinic, Tokyo Okubo-Hospital
pp.346-347
発行日 1961年4月20日
Published Date 1961/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202744
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- Abstract 文献概要
最近では乳児の先天性股関節脱臼が早期に発見され,早期に治療されるものが多くなつて来ているが,開排位おむつ療法を行つてもなお治らないものやまた高度の脱臼に対しては整復およびギプス固定の必要な者も少くない.
乳児の先天股脱を整復するさいに普通はエーテルによる全身麻酔を行つているのであるが,整復時の筋緊張を和らげ,整復,ギプス固定後の疼痛による不機嫌の緩和および痙攣予防の目的でクロルプロマジンを使用し,効果を挙げたので茲に報告する.
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