Japanese
English
綜説
大動脈弓動脈瘤の一時的Bypassによる切除移植手術
Surgical Treatment of Aneurysm of the Aortic Arch by Temporary Bypassing
木本 誠二
1
,
和田 達雄
1
,
上野 明
1
,
鈴木 昭彥
1
,
原田 幸雄
1
,
丸山 雄二
1
Seiji KIMOTO
1
,
Tatsuo WADA
1
,
Akira UENO
1
,
Akihiko SUZUKI
1
,
Yukio HARADA
1
,
Yuji MARUYAMA
1
1東京大学医学部木本外科教室
1Kimoto's Surgical Clinic, Tokyo University School of Medicine
pp.881-887
発行日 1960年11月20日
Published Date 1960/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202666
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緒言
胸部大動脈瘤,特に上行または弓部大動脈瘤に対する切除.移植手術は心臓自身に対する影響,脳血行の問題,脊髄障害の問題およびそれらに加うるに手術手技の困難さなどから外科治療の未開拓分野として取り残されていたが,1955年De-Bakey氏等により一時的Bypassグラフト1),または体外循環2)を利用して手術を行なう構想が発表されて以来,手術成功例が報告されるようになつた.最近我々は弓部大動脈瘤に対する手術例を経験したのでここに報告する.
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