Japanese
English
薬剤
化膿性疾患に対する新サルファ剤Abcidの臨床効果
Clinical Effect of Abcid upon Suppurative Diseases
菊地 金男
1
,
伊勢 久信
1
,
山中 雅夫
1
Kaneo KIKUCHI
1
,
Hisanobu ISE
1
,
Masao YAMANAKA
1
1国立仙台病院外科
1Sendai National Hospital
pp.975-977
発行日 1959年9月20日
Published Date 1959/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202466
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
まえがき
1932年プロントジールが感染症に用いられて以来,サルファ剤の化膿性疾患に対する有効性が広く認識され,優れた化学療法剤として著しい臨床効果を挙げて来た,その間漸次改善され,抗菌性の大きな,副作用の少いサルファ剤が作成されて来たが,近年1回投与で,長時間血中高濃度を維持できる新サルファ剤が発見されるにおよんで,その価値は各方面の強い関心を呼ぶに至つた.
われわれも1回の少量投与によつても血中高濃度を長時間維持する新サルファ剤Abcidについて臨床実験を行う機会を得,みるべき結果を得たので,その成績の概要を報告する.
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.