Japanese
English
薬剤
麻酔前処置としてのHexamid使用経験
On the use of Hexamid as the pre-anesthetic medication
田代 英雄
1
,
古川 哲二
1
Hideo TASHIRO
1
,
Tetsuzi FURUKAWA
1
1九州大学医学部第一外科教室
pp.409-412
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202374
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緒言
麻酔の前処置として種々の薬物の投与が行われ,鎮静,基礎代謝の抑制,麻酔剤の副作用に対する抵抗,疼痛の抑制等の目的を達せんとする努力が払われて居るが,夫々の薬物には長短があつて,尚満足すべき状態には至つて居ない.ここにNordmark-Wercke科学研究所のL. Schusteritzにより合成された5,5-phenyläthyl-3-(β-diäthyl-aminoäthyl)-2,4,6-trioxo-hexahydropyrimidin-hydrochlorid即ちHexamidが前処置に用いる薬物として極めて優秀であるといわれて登場した.
この薬物は下記の如き構造式をもつて居る.
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