Japanese
English
特集 腹部外科
症例
先天性廻盲部閉塞の1例
A case of congenital ileocaecal atresia
安川 恒信
1
T. YASUGAWA
1
1高島砿業所病院
1Takashima Coal mine Hospital
pp.249-250
発行日 1959年3月20日
Published Date 1959/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202342
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
Ⅰ.緒言
先天性腸狭窄又は閉塞は稀な畸形であつて,16700出産に1人と云われているが,三谷は死産児1900例中に本症を0.58%認めている.小坂は症例報告と共に内外の文献の渉猟を行い臨床的対象となるものは非常に尠く,従つて予後不良と報告している.
高島病院に於ても昭和25年度より32年度迄に2例を経験致しました.1例は先天性十二指腸狭窄例で,他の1例は非常に稀な先天性廻盲部閉塞例を経験し得ましたので報告する.
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.