Japanese
English
特集 腹部外科
症例
慢性虫垂炎に併発していた腸管膜様包裹症の1例について
A case of peritonitis fibrinosa in capsulata chronica with Chronic appendicitis
小川 益雄
1
Masuo OGAWA
1
1手塚病院外科
1Department of Surgery, Tezuka Hospital
pp.247-248
発行日 1959年3月20日
Published Date 1959/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202341
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まえがき
腸管膜様包裹症(Peritonitis fibrinosa incapsu-lata chronica)は,ロシアのQuetschnikow(1907)によつてはじめて記載された疾患であつて,わが国では,権藤氏(1925)がはじめて発表してから,現在までに,約80例の報告を数えている.
わたくしは,さきに結核腫を伴つた腸管膜様包裹症の1例を報告したが,最近慢性虫垂炎に併発していた本症の1例を経験したので,ここに報告する.
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