Japanese
English
綜説
急性肺水腫発生に及ぼす脳脊髄液圧の影響に就いて
Experimental studies of the Effect of cerebrospinal fluid pressure on the production of acute pulmonary edema
脇坂 順一
1
,
矢野 博道
1
,
水之江 槐郞
1
Junichi WAKISAKA
1
1久留米大学医学部脇坂外科教室
1Department of wakizaka's surgery, school of medicine kurume university
pp.103-108
発行日 1959年2月20日
Published Date 1959/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202316
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Ⅰ.緒言
近年,麻酔の発達と相侯つて,胸部手術が比較的容易に行われる様になつたが,同時に,これに伴う種々の合併症が注目せられる様になつて来た.特にその1つである急性肺水腫は,最近頓に諸家の関心を集めている1)2)3).我が教室ではこゝ数年来,術後急性肺水腫の研究を続け,その成績は屡々報告して来たが4)5)6)7)8),今回はその一端として,急性肺水腫と脳脊髄液圧との関連性に就いて,2〜3実験を行い,些か知見を得たので茲に報告し,諸賢の御参考に供し度いと思う.
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