Japanese
English
症例
脾臓海綿状血管腫の自然破裂に就いて
Spontaneous Rupture of a Cavernous Angioma of the Spleen
佐藤 進
1
,
高橋 收
1
,
佐藤 宮彥
1
Susumu SATO
1
,
Osamu TAKAHASHI
1
,
Miyahiko SATO
1
1花巻病院外科
pp.820-823
発行日 1958年8月20日
Published Date 1958/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202231
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緒 言
脾臓の海綿状血管腫は文献上僅かに35例1)2)報告されているのみである.その中,外傷その他何等認むべき誘因もなしに自然破裂をした例は僅かに3例3)4)5)に過ぎない.
我々は最近,この極めて稀有なる海綿状血管腫の自然破裂せる症例に遭遇し,全治せしめたので該症例に就いて報告し,考察を加えて見る.尚,本症例は本邦に於ける第1例であると思われる.
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