Japanese
English
綜説
小腸絞扼性イレウス時レ線像の検討
Some diagnostic considerations of X ray findings in strangulated obstruction of small intestine.
西島 早見
1
,
寺內 悅夫
1
Hayami NISHIZIMA
1
1徳島大学医学部第一外科
pp.775-781
発行日 1958年8月20日
Published Date 1958/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202224
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
第1章 緒言
1911年Schwarzがイレウス時の腹部レ線所見に関してガス及び液性内容による腸管拡張像を認めるこをと発表し,次いでKloiberはイレウス時の腸管内ガス集積像と液面水平線像に着目してレ線撮影法の診断的価値を強調した.以来イレウス時の腹部単純撮影像の重要性は広く知られているが,イレウスが閉鎖性なりや絞扼性なりやの決定は必ずしも容易ではない.
我が教室に於ては過去約3カ年間に13例の小腸絞扼性イレウス(腸重積を除く)を経験し併せて実験的観察をも行い,本症に於ける腹部レ線像に就て再検討し,興味ある成績を得たので報告する.
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.