Japanese
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外科と薬剤
Reserpinの外科的応用
Surgical application of Reserpin
辻 秀男
1
,
中村 泰也
1
,
田北 宗明
1
1九州大学温泉治療学研究所外科
pp.91-95
発行日 1958年1月20日
Published Date 1958/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202124
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1.緒言
1931年Indian1)によつて,R.serpentinaの降圧作用が始めて記載されて以来,その降圧効果が広く臨床的に応用される様になつた.1952年Wil—kinsp2)は,R.serpentinaの天然根からslmipuri—fied alseroxylon fractionとして純粋なalkaloidの分離に成功した.
本alkaloidであるReserpinは視床下部に於て交感神経中枢を抑制して,自律神経のバランスに変調を来すとされ,卓越せる血圧下降作用の他にtrauquillizerの性格を持つものとされている.
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