Japanese
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綜説
整形外科領域に於けるノブロン注の効果—主として術後疼痛緩解を目的として
The Effect of Noburon in plastic Surgery
難波 雄哉
1
,
奥村 耆
1
Usai NAMBA
1
1長崎大学医学部整形外科学教室
1Dep. of plastic Surgery, Nagasaki University School of medicine
pp.475-478
発行日 1957年6月20日
Published Date 1957/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202001
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痛みを解決するための努力は医学の発祥と共にその歴史は旧く,疼痛から患者を解放することは吾々医人の最大の関心事である.近時麻酔学の進歩は現代医学が成し遂げた功績の一つであり,疼みに対する不安から手術を危懼することは,まつたく昔語りとなつた感がある.
しかるに術後,即ち,麻酔覚醒後の疼痛対策は今日なお充分とは云い難く,術者は勿論,医療にたづさわる者にとつて解決をせまられている重要な課題の一つと云うことが出来る.
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