Japanese
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薬剤の臨床
婦人科領域の疼痛に対するSedes注の効果
Effect of "Sedes" on gynecological pains
山本 文男
1
Fumio Yamamoto
1
1山口赤十字病院
pp.465-467
発行日 1958年6月10日
Published Date 1958/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201769
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1.緒言
一連のPhenothiazine系薬物を主剤とするいわゆる「遮断カクテル」が出現したのは近々数年の間に過ぎないが,強化,冬眠麻酔,術后の疼痛緩解並びにその他あらゆる面に広く応用され,近代麻酔学の主流をなして来た事は周知の通りである。われわれも従来Chlorpromazine (Winter-min),Promethazine (Pyrethia)及びDolantinを1:1:2の割合にしたカクテルを用い従来の麻酔に見られない種々の利点を得て来た。只,3剤の併用並びに麻薬使用と云う点で,その取扱上若干の不便を感じたが,最近塩野義製薬より,之等3剤中よりDolantinを除き,エチルヘキサビタール,アミノピリン分子化合体,アミノピリン及び塩酸パパベリンを配し,1剤にしてカクテルの形式を備えたS−200(Sedes)の提供を受けたので,従来のわれわれの用いた3剤併用時と比較してその効力を検討したのでその成績を報告する。
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