Japanese
English
綜説
乳幼児外科に於ける補液について
Fluid Therapy in Pediatric Surgery
葛西 森夫
1
,
陳 武 州
1
,
高橋 浩一
1
,
山形 昭
1
,
坂井 毅
1
Morio Kasai
1
,
Cheng Wu Chow
1
,
Koichi Takahashi
1
,
Akira Yamagata
1
,
Tsuyoshi Sakai
1
1東北大学医学部桂外科
1Katsura's Surgical Clinic, Faculty of Medicine, Tohoku University
pp.91-99
発行日 1957年2月20日
Published Date 1957/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201933
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最近に於ける本邦の外科学の進歩は目覚しいものがあるが,乳幼児外科については米国の現状に比して立遅れて居り,此の方向の急速な進歩に努める事は我々の急務であると考える.米国に於ては幼若者に屡々大手術が行われ,而かも成功すること多いが,斯様な進歩は手術手技,麻酔,抗生物質の向上によることも勿論少くないが,乳幼児に於ては手術後の管理,特に補液が果す役割が非常に大きい.乳幼児は成人を小さくしたものではないと言われるが,此の法則は補液についてもあてはまる.
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