Japanese
English
綜説
各種全身麻醉の比較—主として体液に及ぼす影響の観点から
Comparison of varius Narcosis, Espesially from the Standpoint of its Influence on the Body Fluid
林田 隆輔
1
,
江口 健男
1
,
井 昭成
1
,
森岡 享
1
,
上塚 昭逸
1
Rhusuke HAYASHIDA
1
1熊本大学医学部第2外科教室
12nd Surgical Depertment of Kumamoto University
pp.497-501
発行日 1955年8月20日
Published Date 1955/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201652
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I.はしがき
わが国に於ても,1954年秋第1回麻酔学会が発足し,閉鎖循環式麻酔器(下以閉鎖式と略す)を備え,麻酔係の居る病院では,高度の外科的手技を自由に駆使して今まで極めて困難視された大手術を行うことができるようになつた.又国内でも閉鎖式麻酔器は多くの需要に応じて生産供給される段階にきた.
従つて本器を使用しての各種全身麻酔の普及程度は,数年前の予想とは全く格段の相違を示しているといわねばならない.
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