Japanese
English
綜説
頭部外傷時の気脳法の治療効果の検討
Encephalography for injury of Kopf
中村 嘉三
1
,
何 洸照
1
,
石森 彰次
2
Yoshizo NAKAMURA
1
,
Koshio KA
1
,
Shoji ISHIMORI
2
1健康保瞼組合下谷病院外科
2慶応大学医学部外科
1Surgery, SHITAYA Hospital
2Surgery, Medical Department, Keio University.
pp.109-115
発行日 1955年2月20日
Published Date 1955/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201572
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緒言
気脳法はDandy1)により施行され,脳外科に於いては診断上欠くべからざる方法として広く行われ,頭部外傷に対してもFischer2),Nohtfield3)其の他我国に於いても斎藤4),荒木5),高村6),高山7)等の研究がある.又治療面でも,Leriche,斎藤,鈴木8)其の他は癲癇等に対し,高山9)は頭部外傷早期に於ける本法の治療効果を報告している.しかしその作用機序に就いては未だ明かにされていない.吾々も頭部外傷其の他に対し気脳法を施行し,その治療効果につてい検討すると共に,同時に血液其の他の検査を行い,その作用機序の一端を追求した.
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