最近の外國外科
脊麻時髄液中ポントカイン濃度とエピネフリン添加による麻痺効果の延長,他
J. G. Converse et al.
pp.701-703
発行日 1954年9月20日
Published Date 1954/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201523
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(Anesthesiology, 15, 1-10, 1954)
従来脊麻効果の持続時間は髄液腔内注入麻痺液が最小有効濃度にいたる迄の時間であり,血管収縮剤添加による麻痺の延長は麻痺液の一般血行路への吸収即ち分解を遅延せしめることによるとされている.
著者等は1%塩酸ポントカイン(16mg)を10%ブドウ糖2.4ccに溶解した一群とポントカイン(14mg)をブドウ糖2.1ccに溶解,更に0.1%エピネフリン0.5ccを添加した他群に就き脊麻を行い,別に挿入したTuohy氏カテーテルより適時髄液を採取し比色的に髄液中ポントカイン濃度を定量した.
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