Japanese
English
症例
Nitrominが著効を示した石灰化粘液嚢炎の1例
A case of calcicmucoidal bursitis, efficacious to Nitromin
黑木 健夫
1
,
木內 直
2
Tateo KUROKI
1
,
Nao KIUTI
2
1國立別府病院整形外科
2國立別府病院整形内科
pp.151-153
発行日 1954年3月20日
Published Date 1954/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201393
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いわゆる五十肩における石灰像は1908年Stiedaが始めて記載したものであるが,本症はそれほど稀なものでなく,多数の報告がなされ,三木教授によれば,いわゆる五十肩400例のうち26例,すなわち6.5%に腱および粘液嚢の石灰化を認めたとのことである.
筆者のうちの一人黒木は,昭和26年8月,いわゆる五十肩の症状とは大いに趣きをことにした症状をもつて急性に発病し,手術的に石灰化物質を剔出して短時日内に症状を消褪せしめた肩峰下石灰化粘液嚢炎の1例を深膝下粘液嚢炎の稀有なる1例と共に報告した(整形外科,Vo12, No.3)
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