Japanese
English
症例
Hydrocephalus internusを伴うOsteogenesis imperfectaの1例に就て
A case of Osteogenesis Imperfecta with Hydrocephalus internus
吉田 一次
1
Kazutsugu YOSHIDA
1
1大阪大学医学部第2外科学教室
12nd Surgical Clinic, Osaka University, Medical School
pp.37-39
発行日 1954年1月20日
Published Date 1954/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201364
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Lobstein(1833)は骨横径成長に障害を有し成年に発現した一症例をOsteopsathyrosis idiopathicaと名付け,Vrolik(1848)は同樣疾患をOsteogenesis imperfectaと命名して夫々今迄知られた先天性骨系統的疾患とは全く別個のものであると唱えた.其の後この研究は陸続として現われたが其の本態に関しては不明の点多く,各報告者によつて各自各樣の名称で呼ばれて来たがLooser(1906),住田(1910),内藤(1938)らの研究によりこの疾患は臨床的組織学的に同一疾患と考えられるに至り一般にOsteogenesis imperfectaと称えられるに至つた.
私は最近,Hydrocephalus internusを伴う定型的Osteogenesis imperfectaの1例を経驗したので,ここに其の概要を報告する.
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