Japanese
English
シンポジウム 骨組織に対する力学的負荷とその制御―日常臨床に生かす視点から
牽引力に対する骨細胞の反応―ラット大腿骨のdistraction osteogenesis
Molecular Mechanism of Distraction Osteogenesis
佐藤 宗彦
1
,
安井 夏生
1
,
中瀬 尚長
1
,
杉本 瑞生
1
,
木村 友厚
1
,
越智 隆弘
1
Motohiko Sato
1
1大阪大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka University Medical School
キーワード:
distraction osteogenesis
,
骨延長
,
in situ hybridization
,
in situハイブリダイゼーション法
,
rat model
,
ラットモデル
Keyword:
distraction osteogenesis
,
骨延長
,
in situ hybridization
,
in situハイブリダイゼーション法
,
rat model
,
ラットモデル
pp.983-988
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902504
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抄録:骨延長の基礎メカニズムを解明するため,ラットを用いた再現性の高い骨延長実験モデルを確立し,分子生物学的手法を用いて検討した.これにより,1)延長初期では主に軟骨内骨化により,次に延長後期では膜性骨化により骨形成が行われる,2)牽引メカニカルストレスにより骨基質蛋白・BMP4の遺伝子発現が持続的に誘導される,3)延長組織においては,軟骨内骨化,膜性骨化のどちらにも分類できない第三の骨形成のメカニズムであるtranschondroid bone formationが存在する,ことがわかった.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.