Japanese
English
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整形外科的疾患に対するテブロンRの効果に就て
Teabrom-R in the Treatment of the Bone & Joint Diseases
山本 浩
1
Hiroshi YAMAMOTO
1
1東京大學醫學部整形外科教室
1Orthopedic Dept., Tokyo Univ. Medical School
pp.566-572
発行日 1951年12月20日
Published Date 1951/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200938
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1)緒言
最近TEABに関する発表は相当に多くみられるが,吾人にとつては興味の深い腰痛に関してはその分類に少しく靴下掻痒の感があるので,今回はその背腰痛を中心にして試驗してみたものである.つまり背腰痛といわれる中にでも,例えば当科の昨年5月中の新患でみると,1,026人のうち背腰痛は137名もあり,その分類をしてみると第1表の如くであつて,神経痛と一般に記されているものもこの原病因を衝いていないものが相当に含まれていると考える.それで一般の背腰痛とか坐骨神経痛とかいう分類を少しく詳しく考えて,その本態に差のあるものに効力も何か異なつた点がみられるのではないかという考え方から出発したのである.
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