Japanese
English
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骨性顎関節強直症に対する授動手術
Mobilization of the Ankylotic Temporomandibular Joint
舟生 秀夫
1
,
二宮 以義
1
Hideo FUNYU
1
,
Koreyoshi NINOMIYA
1
1山形縣新庄市舟生医院
1FUNYU Hospital, City of Shinjo, Yamagata Pref.
pp.518-520
発行日 1951年11月20日
Published Date 1951/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200920
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緒言
関節の強直とは2個又は2個以上の骨関節端が其の中間に介在する組織の爲に癒着したる状態を言い,其の介在する組織の種類に依り繊維性強直,軟骨性強直,骨性強直とに区別される.然し関節の強直は毎常軟部組織の攣縮を伴うものなるが故に臨床上関節の攣縮と明瞭に区別する事は困難である.
顎関節は大関節である股関節其他の関節に比し小なれども人類の一大慾たる食事に関耕し之が強直症は食物の攝取障碍,言語障碍及び所謂鳥顔と称せらるゝ小下顎症を惹起して患者の精神的打撃は尠なからず之が治療は誠に意義深きものである.
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