Japanese
English
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胃廣汎切除後の消化吸收
Studies on the digestion and adsorption after the large gasterectomy (modified Billroth 2nd)
八田 千之
1
Hotta Chiyuki
1
1熊本醫科大學第二外科
pp.145-148
発行日 1949年4月20日
Published Date 1949/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200438
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緒言
胃十二指腸潰瘍及び胃癌に對する外科的根治療法は胃切除で且廣汎切除を以て最良とされている。例へば潰瘍では胃の1/2〜1/3,時にはそれ以上の廣汎切除が一般に行われている。斯る廣汎な胃切除後には當然殘胃の容量の變化に伴う多少の力學的機能障碍或いは消化機轉の障碍が豫想出來る。從來胃外科ではその成因及び手術方式には學問的焦點が集中した様であるが,後療法は埒外にあつて殊に其の榮養對策は常識的根據により實施され又現實にも餘り支障を來さない爲,多くは究明されていない現状である。筆者は,胃廣汎切除前後の消化吸收の臨床的實驗を行い,成績を得たので茲に發表する。
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