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Guanofuracin(富山化學)の吸收,排泄及び泌尿器科領域に於ける應用に就いて
藤田 幸雄
1
,
上島 一郎
1
,
安達 正三
1
1金澤大學醫學部皮膚泌尿器科教室
pp.31-36
発行日 1951年1月1日
Published Date 1951/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200451
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緒言
1944年米國のDodd及びStilmanはFuracin(5-Nitro-2-furaldehydesemicarbazone)が表在性菌感染症に對し極めて優秀なる治療作用を發揮すると報告した。
一方本邦に於ても1946年以來Furacinの基礎的研究としては高木教授,宇野氏及び靑柳教授柴田,東,五井,西海枝氏等の報告があり,又臨床方面に於ても北村教授,小堀,谷奧,笹川氏等及び山本教授,藤浪,瀧口,弘中氏等は膿皮症に,靑柳教授,近藤教授,後藤教授,柴田,田中梅田,市川氏等は感染創,大腸菌性泌尿器疾患に,木村,〓間,本間,石村,布施氏等は細菌性赤痢に,中澤氏は百日咳に,石井氏は細菌性眼疾患に用いて著效を呈したと報じている。
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