臨牀例
腸間膜裂孔内小腸嵌頓による腸閉塞症に就て
藤田 承吉
1
,
高田 善
1
1東京慈惠會醫科大學外科學教室
pp.77-80
発行日 1947年9月20日
Published Date 1947/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200248
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緒 言
腸間膜裂孔は稀有にして1778年Heuermann氏により始めて剖見的に發見せられたるが外科醫は裂孔内腸嵌頓による腸閉塞症として之を發見す。本邦に於ては明治42年高安氏の報告以來本症は未だ29例に過ぎず余等は當教室に於て本症例を經驗せるを以てここに報告す。
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