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特集 必携 腹腔鏡下胃癌手術の完全マスター—ビギナーからエキスパートまで
PartⅡ:その先の課題と努力目標
腹腔鏡下胃全摘における再建法(食道空腸吻合)—トラブル回避のコツ
Laparoscopic esophagojejunostomy following total gastrectomy:knacks and pitfall
瀧口 修司
1
,
宮崎 安弘
1
,
高橋 剛
1
,
黒川 幸典
1
,
森 正樹
1
,
土岐 祐一郎
1
Shuji TAKIGUCHI
1
1大阪大学消化器外科
pp.717-724
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211200
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【ポイント】
◆腹腔鏡下胃全摘後に行う再建で最も重視すべきものはリスクマネージメントである.そのために,作業中に複数個のハザードが頭に入っているように心がけることが肝要である.
◆注意が一点に集中することもほかのトラブルを生むことになることを理解し,作業点検を行いつつ手術を進めることで,安全な吻合が可能となる.
◆サーキュラーステープラーを用いる方法とリニアステープラーを用いる方法が一般的であるが,共通して,食道を剝離しすぎないことが重要である.
◆また,サーキュラーステープラーのような大きな器具を内視鏡下で操作するには,吻合時の挙動を理解し,吻合と同時に本体を進めるような作業も重要である.一方,リニアステープラーを用いる場合は,NGチューブの挟み込みなど,従来の手術ではあまり経験しないトラブルがあるので気をつけておく.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年6月末まで)。
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