増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
3.小腸・大腸
虫垂切除術
鈴木 貴久
1
Takahisa SUZUKI
1
1高松赤十字病院消化器外科
pp.146-148
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200015
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近の知見と重要ポイント
□ERASとは,術後回復能力強化を目的とした包括的な周術期管理プログラムである.
□急性疾患である急性虫垂炎に対する虫垂切除術においても,ERASの概念の導入により術後早期回復を図ることが重要である.
□ただし急性虫垂炎の程度(穿孔や膿瘍形成,麻痺性イレウス,敗血症の併発の有無など)によって,いくつかの点で周術期管理が異なるため,その見極めが重要である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.