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特集 肝胆膵癌の血管浸潤をどう治療するか
大腸癌肝転移の門脈・肝静脈・下大静脈浸潤
Portal vein, hepatic vein and IVC invasion from colorectal cancer liver metastases
高橋 道郎
1
,
齋浦 明夫
1
Michiro TAKAHASHI
1
1がん研究会有明病院消化器センター肝胆膵外科
pp.933-937
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105143
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【ポイント】
◆切除した肝静脈を再建しない場合,同部位はうっ血をきたし,その後萎縮するため,残肝容量不足が懸念される場合には再建が必要となる.
◆浸潤の程度は,術中超音波により最終的に診断される.その際超音波用造影剤を使用すると,より鮮明に描出される.
◆肝静脈を環状切除した場合,形成した大伏在静脈によるグラフト間置を,楔状切除した場合には肝円索を切り開いたパッチ再建を行うことが多い.
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