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手術手技
TAPPの腹膜縫合部へのセプラフィルム®の使用―特に5mm portからの挿入について
The use of Seprafilm® for prevention of adhesion to the peritoneal closure site in the TAPP procedure: an insertion technique via a 5mm port
加藤 恭郎
1
,
鈴木 大聡
1
,
垣本 佳士
1
,
豊田 亮
1
,
遠藤 幸丈
1
,
村上 修
1
Yasuro KATO
1
1八尾徳洲会総合病院外科
キーワード:
セプラフィルム®
,
TAPP
,
癒着防止
,
腹膜縫合
,
reduced port size surgery
Keyword:
セプラフィルム®
,
TAPP
,
癒着防止
,
腹膜縫合
,
reduced port size surgery
pp.761-764
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105092
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要旨
当院ではTAPP導入の初期から腹膜縫合部への癒着防止にセプラフィルム®を用いてきた.当初は12 mm portから挿入していたが,reduced port size surgeryとして3 mm,5 mm,5 mmのportでTAPPを行う場合が多くなり,セプラフィルム®も5 mm portから挿入するようになった.5 mm portからの挿入に際しては,port内部の水分を徹底的に除去し,CSプロシージャパックの1枚を6分割して適度な湿度を与え,5 mmの腸鉗子に巻き付けて挿入するなどの工夫が必要である.この方法で行えば,5 mm portからでもほぼ全例でセプラフィルム®の挿入が可能である.TAPPでは比較的長い腹膜縫合部ができるため,セプラフィルム®による癒着防止を行うことを推奨する.
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