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特集 ディベート★消化器・一般外科手術―選ぶのはどっちだ!
消化器外科手術
テーマ1◆食道胃接合部癌に対するアプローチ
食道胃接合部腺癌に対するアプローチ:「経腹」の立場から
Surgical approach for adenocarcinoma of the gastroesophageal junction:view from the abdominal approach
吉川 貴己
1
,
長谷川 慎一
2
,
利野 靖
2
,
大島 貴
3
,
國崎 主税
3
,
尾形 高士
1
,
長 晴彦
1
,
佐藤 勉
1
,
益田 宗孝
2
Takaki YOSHIKAWA
1
1神奈川県立がんセンター消化器外科
2横浜市立大学外科治療学
3横浜市立大学付属市民総合医療センター消化器病センター
pp.135-140
発行日 2014年2月20日
Published Date 2014/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104934
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①経腹を選ぶメリット
経裂孔アプローチでの徹底した下縦隔郭清により,開胸と同等もしくはさらに優れた予後が期待できる,合併症が少ない,術後の呼吸機能が優れる,体位変換が必要ない,手術時間が短い点がメリットである.
②経腹のデメリットとそれに対する考え方・対処法
胃を使った再建時には視野確保が困難である,小腸を用いた高位での再建が難しい,開胸手術に比し解剖の把握が難しい,という手技上の困難性がデメリットである.これらに対しては,経裂孔視野で開胸することにより視野は格段に向上する,腹腔鏡や内視鏡下手術用の器具を補助的に利用するなどの工夫により,克服可能である.
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