特集 術前画像診断のポイントと術中解剖認識
Ⅴ.ヘルニア
閉鎖孔・腹壁瘢痕・内ヘルニア
奥山 隆
1
,
斎藤 一幸
1
,
牧野 奈々
1
,
久保田 和
1
,
高橋 修平
2
,
澁澤 公行
2
,
多賀谷 信美
1
,
鮫島 伸一
1
,
大矢 雅敏
1
Takashi OKUYAMA
1
1獨協医科大学越谷病院外科
2伊勢崎佐波医師会病院外科
pp.258-262
発行日 2013年10月22日
Published Date 2013/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104817
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
閉鎖孔ヘルニア
恥骨と坐骨との間に存在する閉鎖孔には閉鎖管が通っており,同部を骨盤に沿って下降してきた閉鎖神経や閉鎖動静脈が骨盤外へと走行している.この閉鎖孔をヘルニア門とし閉鎖管内を通って大腿内側に脱出する外ヘルニアが閉鎖孔ヘルニアである.手術歴のない高齢で痩せた多産の女性が腸閉塞を呈した場合は,本疾患を念頭に置いて検査を進める.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.