Japanese
English
臨床報告
CT colonographyおよびvolumetryで経過観察した腸管囊胞性気腫症の1例
A case report of pneumatosis cystoides intestinalis followed-up by CT colonography and volumetry
新津 宏明
1
,
艮 雄一郎
1
,
沖山 二郎
1
,
林 亮平
2
,
高橋 信
1
,
井野口 千秋
1
Hiroaki NIITSU
1
1井野口病院外科
2広島大学病院消化器・代謝内科
11
キーワード:
腸管囊胞性気腫症
,
保存的加療
,
CT colonography
Keyword:
腸管囊胞性気腫症
,
保存的加療
,
CT colonography
pp.997-1002
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104691
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要旨
症例は41歳,男性.便潜血精査の大腸内視鏡検査で右側結腸壁内に囊胞性病変を多数認めた.CTでは同部位腸管壁内に大小不同な囊胞状ガス像を多数認め,腸管囊胞性気腫症と診断した.緊急性を要する状態が背景に存在せず,経鼻酸素吸入での保存的加療を行った.経時的にCT colonographyおよびvolumetryによる定量的評価を行ったところ,囊胞の縮小を確認でき,本法は有用と考えられた.
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